藤小僧の写真ブログ

街と花とK-5 IIsと私

小さな侵略者

今年はとにかく変化の多い年だった。


実家で20年以上使ってきた白物家電2台を買い替えたり,自分と同年代のいとこが初めて結婚したり(晩婚化の波を感じる),パソコン周りの環境を一新したり,自転車が壊れて処分したり,気づかぬ間にお腹周りに肉がついていることに気づいて体重を計ってみたら10kg近く増えていたり,そういえば今年は写真を撮りに散策に行くことも今までからするとかなり少なかった。とっくに紅葉狩りの季節が過ぎていたことに初めて気づけなかった。その中でも一番大きな変化を挙げるとするなら,母が突然犬を飼いだしたことだと思う。


久しぶりに一家で食事に出かけた帰り,母が「ちょっと銀行で用事を済ませてくる」と一言残して駅の方向へ歩き出した。このこと自体は普段からよくあることなのだが,2時間ほど経って帰宅した母の手には子犬が抱きかかえられていた。


それから実家の1階が子犬に占領されるまでそう時間はかからなかった。


私は近所のおっとりした老犬の相手ばかりをしてきたので,子犬のパワフルさには驚かされる。「子犬の育て方」というペットショップがくれたハンドブックがいかに無力かを思い知らされる日々だ。

以前金魚を飼っていたことがあったけど,彼女らは水が凍るような寒さでも生き延びることができるタフな奴らだった。当然ながら犬はそうではない。あまりに突然で正直まだ心の整理がついていないけど,新しく迎え入れた家族と今後も楽しく生活できたら嬉しく思う。