藤小僧の写真ブログ

街と花とK-5 IIsと私

浜名湖より


所用で浜松を訪れていました。さわやかのげんこつハンバーグや数年ぶりのうな重に舌鼓を打ったり,空き時間に街を散策したり,初めて訪れた地をそこそこ満喫できました。心残りがあるとすれば,想定よりも散策に時間を割くことができたのにカメラを東京に置いてきてしまったことです。観光ではなかったので... と自分に言い訳することでなんとか腹の虫をおさめました。

花蓮にて

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今年の夏休みも台湾へ遊びに行きました。

某航空会社がストライキ明けで国内旅行へ行くより安かったからというのが主な理由でしたが,せっかく行くならと思い,あまり行く機会のない台湾東部の花蓮へ足を伸ばしました。


写真は太魯閣國家公園内で撮ったものです。今でこそ無理やり切り開いた道路を大型観光バスがたくさん行き来していたり,台北から特急電車が遠心力を効かせながら私達を連れてきてくれますが(揺れで駅弁が吹っ飛んでなかなか食べられなかった),市街地を少しでも外れると本当に秘境のような雰囲気でした。

観光に連れて行ってくれたタクシーの運転手が「太魯閣は現在の形になってから400年ほどの歴史しかない」と言っていて本当かいなと思ったりしましたが,事実だとしたら富士山がちょうど宝永大噴火を起こすあたりでやっと形成されたことになりますよね。今でも毎日のように落石で通行止めになったり,地震が多く発生している地域ということもあり,大地の息吹を肌で感じたような気がしました。


また,普段は台北近郊の死魚がぷかぷか浮いている濁った海しか見ておらず,今回初めて台湾東部から太平洋を望んだのですが,透き通るような海の色にしばらく見入ってしまいました。どこを切り取っても忘れられない印象深い旅行になりました。

思い出

最近,母が使っていた外付けHDDが故障した。

僕に「いくつかのデータが読み込めない」と相談に来た時点ですでに大量の不良セクタが発生しており,母が仕事で使う書類や大半の写真は救出できたものの,一部の写真と,新しいビデオカメラ(といっても10年以上前のだけど)で撮った動画は読み取れなくなっていた。

幸いにも動画の方は僕のパソコンにバックアップがあったので,新しいHDDにバックアップを作成し直すことができた。


以前このブログでも書いたような気がするしそうでない気もするけど,4年前に逝去した母方の祖父は晩年,大事に保管していた写真を眺めて過ごしていたそうだ。

もし自分が数十年後,祖父と同じように外出できなくなり,1日の大半をベッドの上で過ごすようになったとして,昔の写真を見たくなったらどうすればいいのだろう。

幼い頃の写真は両親がフィルムで撮って写真屋で焼いてもらったものがあるけれど,自分が撮った家族写真はすべてデジタルだ。ということは今と同じように,わざわざパソコンを起動して,外付けHDDを押し入れから引っ張り出してパソコンにつないで,やっと見れるのだろうか。

でもHDDには貴重な材料が使われている以上,フォーマットされてリサイクル業者に回されるだろうし,デジタルの写真と一緒に焼いてもらうわけにはいかないだろうなあ。


デジタルのデータでよく言われることといえば,拡張子が変わって古いデータ形式がサポートされなくなったら,読めなくなって終わりであるということだと思う。個人的には,新しいデータ形式が出ても大抵の場合は古い形式と互換性があるか,データ形式の変換が可能であることが多いのであまり心配していない。目下,母が大量に撮りためたビデオテープをどうやってパソコンで見れる形式に変換するかで悩んでいる。

あじさい

461 - wisteria2-kozo


こんなに涼しい7月は一体何年ぶりになるのか,というくらい東京は涼しいです。5月の猛暑のときに気象庁のホームページを見ていたら,長期予報の方でエルニーニョ現象の発生が予想されていたので,少しくらい涼しくなるのかなとは思っていましたが,これほどまでとは想像もつきませんでした。

欲をいえば,あじさいが一番綺麗だった時期にちょうどよい雨が降ってくれれば嬉しかったのですが。