藤小僧の写真ブログ

街と花とK-5 IIsと私

霧雨と東京タワー

昨日東京はなんだか随分と久しぶりな霧雨が降っていました。
しとしと降る雨は、眺めるにはとてもいいのですが...
傘をさしても意外と濡れるというのはなんだか嫌ですね...

やっぱり雨がしっかり傘に当たって、音を立てるのが面白いのだ思います。
ほら、となりのトトロだってそうだったじゃないですか。
ニンマリと笑った後、ドシーンと飛び跳ねて...


そんな話はさておき。
霧雨を眺めていて、こんなことを思い出しました。

まだ今のK20Dを買っておらず、コンデジ中心に写真を撮っていた時でした。
もう4,5年前のことになりますが、その時から街を歩くのが好きで、よく友達を巻き込んで東京の都心をひたすら歩き回っていました。

この"東京ひたすらツアー"にはあるジンクスがありまして。
それは、ある人を誘うと必ず雨が降り出すというものです...
ひどい場合は大雪に見舞われることもあります...
この日もご多分に漏れず、途中から霧雨が降り出しました。

1日中歩き回って、最後は東京タワーに登る計画でした。
雨が降っていたので、当然展望台からの見晴らしは全く期待できず、チケット販売のお姉さんも一応私達に注意してくださいました。

ここで、私達の間で相談開始...


私「どうする? 見晴らし良くないらしいよ」
A「でもこういう時こそ展望台ってすくよね」
B「つまり、ゆっくり写真も撮れる」
私達「じゃ、決まりだね」


かくして私達は霧雨の中、エレベーターに乗って展望台に登ったのでした。

展望台に登っている人は少なく、いつも行列に並ばないといけない展望台を独占している気分でした。
混んでいるのがダメな私にとってこの上なく嬉しいことでした...

そして窓の外を見てみます。

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しばらくその風景に見入ってしまいました...
すっきり晴れて遠くまで見渡せる風景も素晴らしいと思いますが、遠くがぼんやりとしていてはっきり見えないのが、逆に安心感を与えるというか...
時間がゆっくりと流れていて、ぼーっと過ごすことができました。

視線を下に向けてみれば...

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雨の効果もあって、東京タワーが色鮮やかに映えていました。


もちろん、こんなに遠くが見えない日に1,500円も払ってまで行きたくないという方もいらっしゃると思います。
確かに、せっかく地上250mからの風景を楽しむのに、霧雨が降っていてはつまらないかもしれません。
でも1つだけ。

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雲に東京タワーのライトが映っているのも面白いですよー


あぁ、久しぶりに友達誘ってどこかに出かけたくなったな...