藤小僧の写真ブログ

街と花とK-5 IIsと私

花蓮にて

462 - wisteria2-kozo

今年の夏休みも台湾へ遊びに行きました。

某航空会社がストライキ明けで国内旅行へ行くより安かったからというのが主な理由でしたが,せっかく行くならと思い,あまり行く機会のない台湾東部の花蓮へ足を伸ばしました。


写真は太魯閣國家公園内で撮ったものです。今でこそ無理やり切り開いた道路を大型観光バスがたくさん行き来していたり,台北から特急電車が遠心力を効かせながら私達を連れてきてくれますが(揺れで駅弁が吹っ飛んでなかなか食べられなかった),市街地を少しでも外れると本当に秘境のような雰囲気でした。

観光に連れて行ってくれたタクシーの運転手が「太魯閣は現在の形になってから400年ほどの歴史しかない」と言っていて本当かいなと思ったりしましたが,事実だとしたら富士山がちょうど宝永大噴火を起こすあたりでやっと形成されたことになりますよね。今でも毎日のように落石で通行止めになったり,地震が多く発生している地域ということもあり,大地の息吹を肌で感じたような気がしました。


また,普段は台北近郊の死魚がぷかぷか浮いている濁った海しか見ておらず,今回初めて台湾東部から太平洋を望んだのですが,透き通るような海の色にしばらく見入ってしまいました。どこを切り取っても忘れられない印象深い旅行になりました。