藤小僧の写真ブログ

街と花とK20Dと私

地図帳の世界へ旅に出る

昨今の感染症対策で旅行やお出かけを自粛したり,新しく勤めることになった職場にカメラが持ち込めなかったりなど,様々な要因が重なってしばらく写真からは遠ざかってしまっている。今年はもう旅行は無理かなと悲観的になっているので,とりあえず観光雑誌でも買って旅行した気になろうかなと思い,重い腰を上げて久しぶりに本屋に出かけることにした。

ここのところずっと在宅勤務で,実家に入り浸っていることが当たり前のことになってしまっており,電車に乗って外出することもかなり久しぶりのことだった。せっかくなので日本橋まで行って,新しくできたという台湾発祥の誠品書店を覗いてみることにした。



誠品書店は台北の店舗に行ったことがある。「書店」の名が示すように元は本屋であり,今でも本は売られているが,本の隣で健康食品やら文房具やら雑貨やらなんでも売っている,なんともアジアらしいごちゃまぜ感のある配置だった。しかしお店自体はかなりきれいで,百貨店のようなおしゃれで落ち着いた雰囲気があった(肝心の本は帯が破れていたりする)。

日本橋のお店も台北と比べて規模は小さいながら,かなり似た雰囲気があった。台湾茶のお店もテナントとして入っていたので,落ち着いた頃にまた行ってみたいと思う。


なお,店名が誠品生活日本橋だったので,てっきり銀座線の日本橋駅の近くにあるのかと思ったら,1つ隣の三越前駅が最寄りで1駅歩く羽目になった。


ともあれ,お店をしばらく探索した後に観光雑誌を眺めていたのだが,ある本に目が止まった。


地図帳の深読み

地図帳の深読み


特に地理学を専攻していたわけではないのだが,高校や大学で教養科目として地理を受講したときに面白かった記憶があったので,吸い寄せられるように手にとって,気づいたら会計が済んでいた。

帝国書院が発行しているということもあり,中学や高校で一度は見かけた地図帳のひとコマが至るところに散りばめられている。地形図からどのような産業が発展して来たのか読み取ったり,不自然に土地を分断するように通された道路を見かけて歴史的な経緯を調べたり,細かい内容は忘れてしまったけど,講義内でも講義外でも楽しく勉強していた記憶が蘇ってきた。


だからこそ,まえがきに書かれていることに対して申し訳無さを感じてしまう。

中学校や高校で使う教科書のうち,学校を卒業した後も保存されるものの筆頭が地図帳(中略)ではないだろうか。

ごめんなさい,この間机の周りを整理したときに捨ててしまいました!


捨ててしまったものは取り戻しようがないので,またこの本を通じて地図帳の世界を旅しようと思う。