藤小僧の写真ブログ

街と花とK20Dと私

心のうちに秘めたるもの

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最近、ハマっている本があります。

日本語の古典 (岩波新書)

日本語の古典 (岩波新書)

この4月から新しいことを始めようと思い、はじめは源氏物語54帖を読破しようと考えていたのですが、当然そんな時間がとれるはずもなく... どうしようかと悩んでいた時に、たまたま見かけて衝動買いしました。

奈良時代から江戸時代までの有名な作品が取り上げられています。1つの作品の解説がおよそ7ページほどにまとめられていて、結構読みやすいです。そして面白いです。

今朝も電車の中で1つ読んできました。平安時代中期に書かれた『大和物語』。個人的に一番印象に残ったのは、夫が別の女の元へ通い続けることを、表向きには何とも思っていないように見せかけて、裏では激しい嫉妬心を一生懸命抑えこむ妻の姿。はっとさせられます。本によると、大和物語にはこうした女性が割と多く書かれていて、いずれも純愛で新しい女から夫を取り返すという展開になるそうです。

普段は済ましているような人も、心の中では葛藤しているものなんだなぁと改めて気付かされました。今と昔とで変わらないこともあるものですね...